星空のように

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結末は拍子抜け

壮大なるプロローグ
レースの流れは詳しく取材もされてるみたいで問題はありませんが主人公たるチカの人間くささはさっぱり表現出来ていないと感じましたまるでサイボーグみたい「誰が彼の止まってしまった心の時間を動かせるのか」「石尾豪から託された物をどのように昇華してゆくのか」という所をエデンでは表現してない所で これは次に繋がるプロローグと思ったしだいです

サクリファイスの呪縛
 「エデン」の前作である「サクリファイス」に魅了され、文庫になるのを我慢できず、
ハードカバーで購入しました。「サクリファイス」同様、いい意味でも悪い意味でも日本人らしい
白石さんに感情移入でき、本作品も本当に楽しませていただきました。自分の勝利を捨ててまで、
エースのために力のすべてを注ぐ白石さんに感動したのは自分だけではないと思います。

 評価ですが、スポーツ青春の視点から語ると前作同様面白かったですが、ミステリー小説としては
言い方が悪いかもしれませんが、結末は拍子抜けだったため星3つ評価とさせていただきました。
前作のように、自分の予想を超え二転三転するような結末はなく、ありきたりな結末に落ち着いたのが、
残念でした。

秀逸(自転車小説として)
ミステリとして読むには、前作と比較してもやや力不足。

ただし、全編を通して描かれる"グラン・ツール"ツール・ド・フランスでのレースの駆け引きは秀逸。
ロードレースの魅力というか、奥深さをよく描けていると思うし、チカの「アシスト」としての役割なり、
彼の心意気みたいなものがよく伝わってくる。

彼の心意気が、このグラン・ツールをして「楽園」と言わしめているのかもしれないし、
前作から通じるポイントなのだと思う。

エデン
近藤 史恵

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by yukaning1 | 2010-10-04 14:12 | 日記