星空のように

カテゴリ:日記( 9 )

パラオってそうなの?

世界の果てまでイッテQ!が面白かった。

パラオで、
「おいしい」は、
「アジダイジョウブ」

たまたま日本語と発音が似ているのではなく、
「味大丈夫?」からきているみたい。

微妙に間違っているけど、
これは過去に日本の統治時代があったため。

他にも
電話 → デンワ
弁当 → ベントー
パンティ → サルマタ(笑
ブラジャー → チチバンド(爆

日本の名前をもつひともいるようです。
面白かったのは「カトウサン」
加藤さんの「さん」も含めて、
苗字として間違って伝わってしまったんだとか。

国旗は水色に黄色の丸

これは日本の日の丸(太陽)に対して
月を表しているんだそうです。

これは日本の統治時代に発展したことに対する
感謝の意とのこと。

パラオってこんなに、
日本と関わり深かったんですね。

いつか行ってみたいなぁ。
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by yukaning1 | 2011-05-29 20:45 | 日記

栄光のあとにくる静かなとき

常盤 新平の「ニューヨーカー」の時代

栄光のあとにくる静かなとき

 常盤新平さんの「ニューヨーカーの時代」は本になるまえからダイナーズカードの雑誌に連載されていた山の上ホテルのことを書いたものと共に楽しく読んでいた。思えば、あの雑誌の編集者は大変りっぱな仕事をしていたというのか、志が高く、わたしは西尾忠久さんのロンドンを軸にしたエッセイも読んでいたし、面白い記事がいくつもあった。
 この本は「ニューヨーカー」というアメリカのコスモポリタンな部分を代表する雑誌の評伝である。常盤さんの小説はわたしは読んだことがないが、このひとの書くルポタージュのようなもの、つまり、「ニューヨークの古本屋」などは偏愛しているし「四季の味」という雑誌の連載もわたしは好きだ。
 それにしても、ウィリアム・ショーンがいなければアメリカの文芸は成り立たなかっただろうし、ショーンがかかわったことでアーレントは「イスラエルのアイヒマン」を書くことができたし、トルーマン・カポーティが産まれ、また、ボルヘスが書き、優秀なスタッフライターが加わり、レイモンド・カーヴァーが短編を書いていたのだ。(カーヴァーについては「ニューヨーカー」に面白い記事があり同紙の電信版でも読める)わたしも日本にこういうすばらしい雑誌があればよいと思う。

「ニューヨーカー」の時代

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by yukaning1 | 2010-11-04 23:12 | 日記

譲歩付きで賞賛したい本

山口 瞳の新装版 諸君!この人生、大変なんだ

前半の新入社員に告ぐと、新成人に告ぐが秀逸。入門書に進めたい。

新聞に成人の日と、入社式の日に連載されていたエッセイが一気に読むことができたのは、本当に素晴らしい。
中身のほうは、礼儀作法入門からの抜粋が多いので、あちらを既に読んでいると、あまり楽しめないし新鮮な感じも受けなかった。
そうはいっても、山口瞳氏の書くものが好きな人は、持っておけばまた再び手に取る日も来ることと思う。
「礼儀作法入門」を読まずに、いきなりこちらを読んでみるのが、お勧めの読み方だ。
そうしたら、絶対に楽しめると思う。

譲歩付きで賞賛したい本

私は山口氏のファンであるが、この本を評価するのはある意味では辛い。
というのも、どういう関係か分からないが新潮文庫刊の『礼儀作法入門』と
重複している章がいくつか存在しているからである。このため完全に
オリジナルとは言えない部分があり、手放しで賞賛できないのが何とも
残念である。とはいえ、もちろん大部分をしめているのはここでしか
読まれないオリジナルなエッセイ、かつサントリーの新聞広告であり、
特に後者は山口の原点とも言えるだけに、本書はやはり山口ファンに
とって必見の書であると言えるだろう。

新成人に告ぐ!新入社員に告ぐ!

サントリーの広告に書かれていたエッセイ集。
オトナ社会で生きるための心構えを教授してくれる。
ある立派なオトナの、体験に基づいた言葉というのは貴重なものだ。
この世知辛い世の中、それでも楽しく前向きに生きて行こうじゃないか!!

新装版 諸君!この人生、大変なんだ

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by yukaning1 | 2010-11-04 17:36 | 日記

結末は拍子抜け

壮大なるプロローグ
レースの流れは詳しく取材もされてるみたいで問題はありませんが主人公たるチカの人間くささはさっぱり表現出来ていないと感じましたまるでサイボーグみたい「誰が彼の止まってしまった心の時間を動かせるのか」「石尾豪から託された物をどのように昇華してゆくのか」という所をエデンでは表現してない所で これは次に繋がるプロローグと思ったしだいです

サクリファイスの呪縛
 「エデン」の前作である「サクリファイス」に魅了され、文庫になるのを我慢できず、
ハードカバーで購入しました。「サクリファイス」同様、いい意味でも悪い意味でも日本人らしい
白石さんに感情移入でき、本作品も本当に楽しませていただきました。自分の勝利を捨ててまで、
エースのために力のすべてを注ぐ白石さんに感動したのは自分だけではないと思います。

 評価ですが、スポーツ青春の視点から語ると前作同様面白かったですが、ミステリー小説としては
言い方が悪いかもしれませんが、結末は拍子抜けだったため星3つ評価とさせていただきました。
前作のように、自分の予想を超え二転三転するような結末はなく、ありきたりな結末に落ち着いたのが、
残念でした。

秀逸(自転車小説として)
ミステリとして読むには、前作と比較してもやや力不足。

ただし、全編を通して描かれる"グラン・ツール"ツール・ド・フランスでのレースの駆け引きは秀逸。
ロードレースの魅力というか、奥深さをよく描けていると思うし、チカの「アシスト」としての役割なり、
彼の心意気みたいなものがよく伝わってくる。

彼の心意気が、このグラン・ツールをして「楽園」と言わしめているのかもしれないし、
前作から通じるポイントなのだと思う。

エデン
近藤 史恵

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by yukaning1 | 2010-10-04 14:12 | 日記

あれほど緻密に組み立てられた魅力的な話を書ける方なのに、なぜ?

タヒチのブラックパールの似合う女
いまさら恋愛小説を詠む歳でもないと思うのだが、色々な出会いを経験した歳だからこそ判る恋もある。

物語の主軸は更年期障害で苦しむバツイチ45歳の女性版画家と17歳年下の文学系青年。

フランス映画のように美しくも甘い時間の背景には、女性としての表層的衰えを苦にする女心がいじらしく思え、いとしく描かれている。

好い女には若いも老いもない、どんな男も虜にする。

そして男を大きく成長させるのだと確信する。

男が紳士たれと胸を張れるのは、守るべき神聖な女(ひと)が居ることが条件となる。

その女(ひと)とは容姿でもない、年齢でもない、海のように慈愛に満ちた優しさと強さを備えた咲世子のようなひとをいう。

町枝ママが咲世子の恋の終わりを察しての台詞「あなたは見事なパールの女になったねえ。

光を豪華に撒き散らすダイヤモンドじゃなく、内側に引きこんで大切に守るパールの女。

男たちが理解してくれなくても、気にしちゃダメよ。

男の目なんてみんな節穴なんだから」そのパールの女が辿り着いた先はタヒチ。

そこで真珠の女は黒真珠に出会う、それもブラックブルーの真珠。

我々専門家がピーコックカラーと呼ぶ繊細な色合いの、形が少し歪なバロックパール。

再び巡りあえた素樹の手のひらで、咲世子の黒真珠は何時までも輝いていて欲しいと祈ってしまった。

幾つになっても恋は人を成長させる力を持つ。

良質の恋愛小説に出会えたことに感謝します。

とてもよかったのだけれど・・・
主人公と同世代で、自分の年齢の半分くらいの男性に強く惹かれている女性として、咲世子に強く共感しながら読みました。

素樹の持っている、年齢とは関係ない人間としての懐の深さや才能、若さゆえの激しさやあぶなっかさ、かわいらしさの絶妙なバランスに対して、40代女性としての咲世子が自然にのめりこんでいく気持ちが痛いほどわかります。

そして、恋愛を通して自分を受け入れることを通して、すでにひとつの世界を確立してきているはずの咲世子が、さらに新しい自分を作り出してゆくのも、納得が行くものでした。

惜しむらくは、素樹を自分のもとから旅だたさせるためのエピソードでしょう。

そこでの咲世子は、あまりに陳腐で安っぽい。

その安っぽいせりふに対して、「いい女になったな」とかわけのわからない賞賛をする元彼。

そこで、そこまでのこの小説のよさが大幅ダウンという印象を持ちました。

若い恋人が自分を卒業して次の世界に旅立ってゆくことに対する中年女性の思いの深さを、著者は十分想像できていなかったのかも知れませんね。

でも、全体を通しては、中年の女性の生き様を素敵に描いた、いい小説だと思います。

非現実的な人物と陳腐なプロット
まず、主人公の女性が「いい人」すぎる。

家にまで押しかけてきた恋敵に「彼をあきらめて」と言われ、普通素直に受け止めるものでしょうか。

あとは散々な目にあわされたストーカーと話し合いを持って優しい言葉をかけてあげたり。



そして、年下男性が積極的すぎる。

無謀なまでのストレートなアプローチや海外滞在先への訪問。

こんな男性、現実に見たことないです。

その反面で、そんな非現実的な登場人物の周囲で繰り広げられるのはどこかで読んだり観たりしたことのあるプロットのつなぎ合わせ。

パジャマ姿で寛いでいる昔の恋人と現恋人が鉢合わせ、とか別れて連絡を絶った恋人が海外の旅行先へ追いかけてくる、とか昼ドラか?月9か?はたまたハーレクイーンか?というような浅さ。

池袋ウエストゲートパークが大好きで、何度も繰り返し観ました。

あれほど緻密に組み立てられた魅力的な話を書ける方なのに、なぜ?まるで別人のようです。

眠れぬ真珠石田衣良

体重計
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by yukaning1 | 2010-10-02 20:26 | 日記

けっこうハラハラドキドキ

おじさんに勇気をくれる本
50男のハゲオヤジが17歳の美少女に恋をした! 純愛冒険ラブコメディー(^^; 私も主人公とおんなじヨゴレのおじさんですが、あと1回くらいは こんなふうに必死に生きてみたい。

そう思いました。

映画版の主役のハゲオヤジ役は、上島竜兵の方が良かったなあ?カンニング竹山はちょっと強すぎて、ダメ度において劣ると思うな。

ラブストーリーなの?(笑)
神様、天使好きの私はコンビニでつい手にとってしまいました(笑)第二回日本ラブストーリー大賞受賞作品。

うたい文句に爆笑ハートフルラブストーリーとあります。

ラブストーリーを期待すると裏切られますね^^冴えないオヤジ(キモメン)が突然目覚めて、女子高生にプラトニックな恋心を抱きます。

彼女のピンチに猛然と・・・。

けっこうハラハラドキドキしますね。

笑えるかどうかは、その人のセンス次第ですが、読んで先が気になる小説です。

すでに映画化が決まっていてカンニングの竹山さんが主役。

そう思って読むととてもテンポがよく、シーンが目に浮かびます。

キャラが特徴的で小気味よく、一気に読み進みます。

軽く読ませる感じの、もしかして映像化を前提としていたような、そんな筋立ての、面白い作品でした。

「キュン」とはならないけど笑えます
ハゲデブ貧乏のダメダメ中年オヤジの初恋の話。

帯に書いてあるように、「50男の切ない気持ちにキュン」とはならなかったけれど、何度も何度も笑いました。

読みやすいし、一気にすぐ読めました。

書き下ろしの外伝はページ制限でもあったのかオチに無理が感じられてイマイチ。

でもシリーズ化してくれたら次も絶対読みたいです。

守護天使 (宝島社文庫)上村佑

アイシャドウ
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by yukaning1 | 2010-10-02 16:31 | 日記

最近は、ほとんど毎晩聴いてます

これは良く眠れます!
よくなかなか寝つけないことが多く、今までもいろいろなリラクゼーションCDを試しましたが、以前は曲ごとでテンポが変わったり何回も聴いてるうちに飽きてしまいました。


でも、このCDは購入した最初の夜に2曲目の途中ほどで眠ってしまい驚きでした。


最近は、ほとんど毎晩聴いてますが、何回聴いても飽きません。

まあ、その前に眠ってしまうのですが・・・
2枚組というのもイチ押しですね!
落ち着くメロディー

3曲ほど聴いただけで眠りの世界に導かれてしまうこのCDは、実に心地良い。

曲の多くは実にメロディアスですーっと耳の中に入ってくる。

有名な曲も沢山入っているので、耳を傾けていると知らず知らずに夢の中へ…なんて事もあるかも知れない。

眠る目的以外にも、ストレスの溜まっている時や癒されたい時などに聴いても良いだろう。

疲れている現代人にはこのCDを聴いて、たっぷり睡眠をとって貰いたい。


統一されていることが大事
他の眠りのCDも持っていますが、現在はこれを使っています。


と言うのも、このCDが一番すべての曲の雰囲気の統一がとれているからです。


他のCDと違い曲の雰囲気が統一されているので、曲が変わったときに気になってしまうということがありませんでした。


ブックレットによると成人が安静にしている心拍数と同じリズムの曲ばかりで構成されているらしいです。
ぐっすり眠れるクラシック
シモーネ(クラウディオ)

ドラッグストアよりもお安く購入出来てありがたいです。主にお直しと重ね使い用ファンデーションとして使ってます
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by yukaning1 | 2010-10-01 20:18 | 日記

強烈な印象をもつ作品ではないけれど、味のある作品

今後のために語られるお話
「いつかおまえの周りで、誰かが『のっぺらぼう』を見るようになったら呼んでほしい」と言って、20年前に消えた兄。

その時は意味が判らない予言のようなことばだったけど、ある日突然、凌一はその意味を思い知ることとなる。

自分の息子彰が、兄の言っていたようになってしまうのだ。

突然人の顔が認識できなくなる、しかもそれがのっぺらぼうだと思うとかなり怖い。

なので、読み進めながらホラーかと思ったけれども、「何故、人の顔がのっぺらぼうに見えるのか?」ということを、兄が自らの過去を語りながら淡々と説明する様子は、そうではなく、どちらかというとミステリィの謎解きを読んでいるように感じられた。

実際に、兄が20年前に消えた理由は、「のっぺらぼうを見るようになった」ことが発端で、その時に色々な事件が連続して起こっている。

だけど、淡々と語られる兄の昔話は、その事件が解決したことを教えてくれるけれど、それで終わりではなく、兄にとって皆とは違う人生を歩む始まりであったことを語っている。

なので、これは、途切れることなく脈々と続いている普通には知りえない戦いのお話であり、凌一の息子・彰がこれからそこに加わることになるかもしれない、はじまりの話です。

味のある作品。


我が子から「人の顔がのっぺらぼうに見える」と言われた父は、兄を探して連絡を取る・・・そこからして、なんだか変な話だという印象を持ちながら読み進めた。

物語は、その兄が幼少の頃起こった出来事を甥に話す、という形で進行する。

回想シーンでは主人公はまだまだ少年であり、ショッキングな事件も起こっていく。

でも、それを「回想」という形ですすめることで物語は淡々と進み、また昭和の時代の独特な雰囲気も手伝って、ほのぼのとした印象さえ受ける。

ミステリーなのかファンタジーなのか、と他のレビュアーさんも書いているけど、両者を足して2で割る感じなんだと思う。

強烈な印象をもつ作品ではないけれど、味のある作品だと思う。

「あの頃はよかった」かなぁ
タイトルとか、みんなが「のっぺらぼう」に見えるっつー設定とか、グッとくる要素満載なので期待したんだけど。

流行の三丁目の夕日っつか二十世紀少年風な「あの頃」話が延々続いて。

面白くない訳じゃないけど、いくらなんでも長いな?いつこれ現在に効いてくるのかな?と思って一生懸命読んでたら(以下一応自主規制)…イメージ先行の設定倒れで構成ミスって感じです。

設定は、誰かキャラ作りの上手い人に渡せば、ライト伝奇シリーズとかにして再利用できそうだけど……この人はキャラの造詣が薄っぺらくて、次から次へと出てくるキャラがそれこそのっぺら坊(顔のところに写真じゃなくて設定の箇条書きが貼りついてたりして)状態だったし。

ノスタルジックな雰囲気に浸れる人にはけっこう面白いかもしれないんですが、自分的には、なんかフルスイング空振り…みたいな一冊でした…。

空を見上げる古い歌を口ずさむ (講談社文庫)小路 幸也

エスティローダー 口コミどのブランドのファンデーションを使っても顔がテカってましたけど、これはテカらない!サンプル使って良かったのでこちらのお店で現品買いました。
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by yukaning1 | 2010-10-01 17:29 | 日記

「戦後」はいかにして始まったのか、

「戦後」はいかにして始まったのか、が伺い知れる本。


敗戦の混乱期。

いかに日本を統治するか。

GHQ、アメリア、ソ連、日本軍部、皇族…。

さまざまな視点で「その後の日本」のシナリオが描かれます。

特に興味深かったのは、戦争責任を誰に負わせるかで、連合軍の中で意見が分かれていたこと。

マッカーサーの狙いは、統治のために昭和天皇退位を回避し、「身代わり」として東条を戦犯として挙げる。

(天皇退位を目論んでいた国もあった)その象徴として、昭和天皇の誕生日に、東条英機らに絞首刑であることを宣告し、皇太子(現・天皇)の誕生日に死刑を執行します。

そして今、12月23日は天皇誕生日なり、戦犯が死刑執行された日としては、話題になることは少ないと感じます。

おめでたい日に、戦争の話をしなくても…そんな空気があるのではないでしょうか。

マッカーサーはそこまで見通していた。

言い方アレですが、見事な戦後統治だ、と思ってしまいました。

一歩間違えば、戦後日本もイラクのような惨状になっていたのかもしれないのですから。

(平和と復興を得た変わりに、多くの物を失ったと思う人もいるかもしませんが)ゆるいけど、楽しめる
タイトル部分の内容に期待するとがっかりするかもしれない。

でも、1945年7月から1948年12月23日までの流れを知りたいと思ったら、十分楽しめる内容だったと思う。

このあたりのことについてすでに知っている人にはオススメしないけれど、見てきたのか、と突っ込みをいれたくなるくらい描写が鮮明で、映像的で読みやすい。

昭和天皇、平成天皇についての直接の記述は少ないけれど、心情が理解できるような気がするし、天皇が背負っているもの、つまり日本人が背負っているものを考えさせられる。

日本は何を守り、何を失ったか
「読者代表」的な子爵夫人の孫娘と著者との対話という形式で構成されているため、敗戦前後の事情に特に詳しくない読者にもわかりやすくなっている。

反面、そうしたおさらい的記述が多く、本来のテーマであるだろう「天皇の戦争責任」をめぐる記述についてはやや隔靴掻痒の感を免れない。

また別の評でも指摘されていたが、本書の核心部分は、子爵夫人のエピソードも含めて特に目新しい「スクープ」ではない。

一部では既知とされている事実(の一面)である。

ただ、著者のような「有名作家」が「文芸春秋」という出版社の書物として、現在の憲法や象徴天皇制がどのような歴史的背景の下で成立したか、そのあたりの相場観を形成することに力を注ぎ始めた、ということは心に留めておいていいように感じる。

ジミーの誕生日アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」猪瀬 直樹
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by yukaning1 | 2010-09-14 20:16 | 日記